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【解説】ペットと暖房機器

2024.01.26(金)

流山市(江戸川台、初石、おおたかの森)、柏市(柏の葉、豊四季)、野田市(運河、梅郷、愛宕、清水公園、七光台)の皆様こんにちは。
千葉県流山市江戸川台にある、21動物病院-江戸川台- 院長の岡江です。
当院ではエビデンスを元に検査・診断・治療を行っています。


寒さが本格化してきました。

今回はこの時期どのご家庭でも使用する暖房機器とペットについての注意点を解説します。

 

ここのところだいぶ寒くなってきました。朝晩の冷え込みは人だけでなく動物にもつらいものです。

必要不可欠な暖房器具ですが一歩間違えると危険なことも・・・

今回は暖房器具の注意点をまとめます。

そもそもペットに暖房は必要でしょうか??

ペットには毛皮があるため、寒い冬でも暖房は必要ないと思われがちですが暖房は必要です。

種類や年齢によっては暖房なしでは体が冷えて低体温症などになってしまうこともあります。

動物に合った暖房器具で寒さ対策をしてあげましょう。

特にどんな子に暖房が必要?

ペットの種類や特性によって、寒冷な気候に対する適応能力は異なります。

寒冷地域原産の種類、長毛の種類は寒さに強く、小型犬、短毛の種類、子犬や老犬は体温調整が難しく寒さに弱いです。

エアコン

エアコンの風が直接、動物に当たるのは避けましょう。乾燥により皮膚、呼吸器に影響が出る可能性があります。エアコンの適正温度は20~23℃。暖かい空気は上に溜まります。人が温かいと感じていてもペットがいる床は寒い可能性があります。空気の循環も大切です。エアコン使用時はサーキュレーターと加湿器の併用が最適です。

 

ペットヒーター

ホットカーペット

床暖房

体を長時間接触させることが多い為、低温火傷や熱中症に注意が必要です。

ブランケットを敷くなどして直接器具に触れない工夫をしましょう。

 

ストーブ

誤って倒してしまったり、触れてしまわないよう注意が必要です。火傷や火事など大事に至ります。

柵で囲うなどの対策をしましょう。

 

こたつ

長時間こたつの中で寝ていると熱中症になることがあります。熱が籠もりすぎないよう定期的な換気が必要です。

こたつの赤外線が白内障のリスクを上げるとの報告があります。使用する場合は電源を切って使うか、やむを得ず電源を入れる場合は低温に設定しましょう。コードをかじっての感電や発火に注意が必要です。

 

まとめ

・最適気温は20℃前後、最適湿度50~60%。

・小型犬や短毛犬種、子犬や老犬は室温調整が重要。

・暖房器具は住宅環境や愛犬の性格を考え選択。

・室温を暖める際は、乾燥のしすぎに注意。

当院では動物との暮らしの中でのお悩みに対し獣医師が専門的な知識と適切な処置を提供しています。お困りの際は、当院までお電話もしくはLINEにてお問い合わせください