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【解説】尿毒症

2024.03.27(水)

流山市(江戸川台、初石、おおたかの森)、柏市(柏の葉、豊四季)、野田市(運河、梅郷、愛宕、清水公園、七光台)の皆様こんにちは。

千葉県流山市江戸川台にある、21動物病院-江戸川台- 院長の岡江です。

当院ではエビデンスを元に検査・診断・治療を行っています。

 

尿毒症について解説をします。

NEJM]Uremia @ 快樂小藥師 Im pharmacist nichts glücklich :: 痞客邦 :: さん

 

尿毒症は・・・

尿毒症とは、犬や猫などの動物が腎臓において正常な機能を果たせなくなり、体内で生成された有害な物質や老廃物が血液中に滞留する状態を指します。通常、腎臓は有害物質を体外に排出する役割を果たしていますが、腎臓の機能が低下するとこれらの物質が血液中に留まり、尿毒症が発生します。この状態が持続すると、臓器や組織に損傷が生じる可能性があります。

 

尿毒症の症状

体内で生成された有害な物質や老廃物が正常に排泄されずに血液中に蓄積する状態を指します。この状態が続くと、様々な症状が現れる可能性があります。以下に尿毒症の主な症状を詳しく説明します。

 

 

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食欲不振

尿毒症の進行により、ペットは食事に対する興味を失い、食欲が減退します。これは体内の有害物質が蓄積することで食欲中枢に影響を与えるためです。

嘔吐と下痢

尿毒症になると、消化器系にも影響が及び、嘔吐や下痢が起こることがあります。これは体内での物質の不均衡が消化器官に影響を及ぼす結果として現れます。

体重減少

尿毒症の進行に伴い、ペットの体重が減少することがあります。これは栄養の吸収が不足することや、身体の損傷によるものが考えられます。

口臭の変化

尿毒症によって口臭が変化することがあります。これは口腔内の有害物質が蓄積することによるものであり、飼い主が注意して確認すると良いでしょう。

無気力や活動の低下

尿毒症が進行すると、ペットは元気を失い、無気力な状態に陥ることがあります。これは腎臓の機能不全によって体内の毒素が蓄積し、全身の調節機能が乱れるためです。

痙攣・意識混濁

尿毒症が進行すると、神経系にも影響が及ぶことがあり、痙攣が起こることがあります。

 

 

尿毒症の原因

腎臓が有害な物質や老廃物を正しく排泄できなくなることが主な要因です。具体的な原因には、急性腎障害や慢性腎臓病があります。

Understanding and Managing Kidney Disease in Dogs | Dr. Loudon さん

 

急性腎障害

急性腎障害は、腎臓に急激な損傷が生じる状態を指します。尿路閉塞、中毒、感染症、腎臓への血液供給の急激な低下などが原因となり、腎臓の機能が急速に低下することがあります。

 

尿路閉塞とは・・・

尿路閉塞は、尿が正常に排泄できない状態を指します。これは尿管や尿道の閉塞、結石の存在、腫瘍の圧迫などが原因となり、尿の流れが妨げられ、腎臓にダメージを与える可能性があります。

 

中毒とは・・・

特定の物質や薬品の摂取による中毒も尿毒症の原因となります。有害な物質が腎臓に直接的な損傷を与えるか、代謝産物が蓄積して腎臓の機能を妨げることがあります。

 

感染症とは・・・

腎臓自体が感染症にかかることで、腎臓機能が低下しやすくなります。細菌やウイルスによる感染が腎臓に影響を及ぼすことがあります。

 

慢性腎臓病

慢性腎臓病は、長期間にわたり腎臓の機能が徐々に低下する状態を指します。高齢化、先天的な問題、または特定の疾患によって引き起こされることがあります。慢性的な炎症や組織の損傷が進行し、腎臓が正常に機能しなくなります。

 

尿毒症の診断

尿毒症の診断は、動物病院での慎重な評価と検査を通じて行われます。以下は、尿毒症の診断に関する主なポイントです。

 

臨床症状の観察

飼い主がペットの行動や症状に注意を払うことが最初のステップです。食欲不振、嘔吐、下痢、異常な飲水・排尿行動、体重減少、痙攣などの症状が見られる場合、尿毒症の可能性が考えられます。

 

血液検査

血液検査は腎臓の機能を評価するために重要です。尿毒症では、尿素窒素(BUN)とクレアチニンなどの腎機能に関する指標が異常に上昇することがあります。これらの数値が高い場合、腎臓の問題が疑われます。

 

尿検査

尿検査は尿路の健康状態や腎臓の機能を評価するのに役立ちます。異常な尿の色、成分、濃度などが見られるかどうかを確認し、炎症や尿路閉塞の兆候を検出することがあります。

 

 

画像検査

レントゲン、超音波、CTスキャンなどの画像検査は、腎臓や尿路に異常がないかどうかを確認するために使用されます。これにより、腫瘍や結石などの異常が可視化されることがあります。

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尿毒症の治療

尿毒症の治療は、その原因や進行度によって異なります。以下に、尿毒症の治療法を点滴療法、薬物療法、透析に分けてまとめます。

 

輸液療法

輸液療法は、体内の水分バランスを正常に戻すために行われます。腎臓の機能低下により尿の排泄が不足すると、ペットは脱水状態に陥りやすいため、点滴を用いて水分や電解質を補充します。

 

薬物療法

薬物療法は、腎臓の機能低下を改善し、体内の有害物質の蓄積を抑制するために用いられます。

尿毒症の原因や症状に応じて、利尿剤や腎臓を保護する薬、血圧を調節する薬などが処方されることがあります。

また、消化器系の問題や合併症を治療するために、抗吐剤や胃腸保護剤などの薬物も併用されることがあります。

 

血液透析

血液透析は、特殊な機械を用いて血液から老廃物を取り除く方法です。通常、週に数回の透析セッションが必要であり、専門の動物病院での管理が必要です。

 

 

21動物病院での治療選択の方法は?

当院では飼い主様とのコミュニケーションをとても大事にしています。動物を触って、診断してコレだからこの治療だけです!と押し付けるような治療ではありません。コミュニケーションに十分な時間を取り、動物と飼い主の双方が十分な利益を受けられるように意識しています。

症状の重症度、飼い主様の通院できる頻度、動物のストレス、飲み薬ができるか、注射が大丈夫か、経済的な状況など含めて総合的に判断し、相談の上、治療方針を定めていきます。

 

さいごに・・・

尿毒症を予防するためには、定期的な健康診断と栄養バランスの取れた食事が重要です。十分な水分摂取、適切な運動、ストレス管理も腎臓機能の維持に寄与します。これらの予防策を実践することで、ペットの健康を維持し尿毒症のリスクを低減できます。

動物のの健康状態を注意深く観察し、異変を感じた場合は早期に動物病院での診察を受けることが大切です。

 

尿毒症についてご不明点やご相談があれば、当院までお電話もしくはLINEにてお問い合わせください。

当院ではエビデンスを元に検査・診断・治療を行っています。

セカンドオピニオンのご相談も受け付けています。お気軽にご来院ください。